「音楽で未来を!」〜浦和北ロータリークラブの皆さまとともに〜
6月14日(土)、浦和北ロータリークラブの皆さまのご支援によって昨年7月にスタートした「音楽で未来を!」を開催しました。
この取り組みは、ギターやベース、ドラムなどの楽器をご寄贈いただき、毎月1回、子どもたちと一緒に楽器に触れながら、音楽の楽しさを体験できる交流活動です。楽器に初めて触れる子も多く、少しずつ音を出せるようになっていく姿に、私たちも嬉しさを感じています。
この日は、東京都内から約40名の青少年委員の皆さまが視察研修に訪れ、活動の様子を見学してくださいました。
視察の場では、浦和北ロータリークラブの浅野会長がご登壇され、クラブの取り組みや「音楽で未来を!」に込めた思いをお話しくださいました。
浅野会長は、以前タイなどの農村地域での支援活動の際、楽器を届けたところ、音色に目を輝かせる子どもたちの姿が忘れられなかったそうです。その経験から、「音楽の力で、さいたまの子どもたちにも前向きな気持ちを届けられたら」との想いで、楽器のご寄贈を決めてくださいました。
また、昨年の福祉農園での収穫祭では、この活動で練習を重ねた若者たちがステージで演奏を披露し、大きな拍手をいただきました。演奏後の彼らの誇らしげな表情に、音楽がもたらす力を改めて感じた、というエピソードも共有してくださいました。
この日も、普段はなかなか自分から挨拶ができなかった若者が、演奏後に「ありがとうございました」としっかり伝えてくれる場面があり、心に残る出来事となりました。
浅野会長は、「少子化が進む中で、どの子も取り残されない社会を目指したい」と語り、企業人としても子どもたちの未来を支えたいという思いを伝えてくださいました。
子どもたちにとって、大人との温かな交流や、新しいことに挑戦する体験は何よりの励みになります。浦和北ロータリークラブの皆さまの継続的なご支援のおかげで、この活動が1年続けられていることに、心から感謝申し上げます。
これからも「音楽で未来を!」を通じて、子どもたちが少しずつ自信をつけ、希望を持って歩んでいけるよう、私たちも活動を続けてまいります。


