【就労支援】朝日雅也先生講演会

去る3月19日（日）に埼玉県立大学教授朝日雅也先生をお招きして、「制度のはざまで社会的自立に悩む若者の支援」と題したご講演を、さいたまユースサポートネットにて開催しました。
朝日先生は、障害者福祉、職業リハビリテーションの分野における第一人者として、これら制度の活用や実践的なアプローチにもとても精通されいることから、申込み期間中も各方面からの問い合わせがあり、若者支援に従事するNPO団体職員、行政職員、高校教員、企業関係者、地域自治会の関係者など多様な方面からの参加がありました。

講演では、働きづらさは誰もが持つ課題として、社会モデルや人権モデルといったとらえ方を紹介し、自立の意味を改めて問い直し、社会的に満たされる「健康」の意味について説かれました。多様性を理解するために考え方や価値観、関係性を見直す「リフレーミング」の重要性や、働くことの意味を問い直し、多様な働き方の受容や若者と関わる地域や職場が相互に慣れていく過程の大切さを丁寧に説かれました。

当講演会は、独立行政法人福祉医療機構の2022年度の社会福祉振興助成事業を締めくくる講演会となり、会場の反応からも、まさにに締めくくりにふさわしい充実した内容の講演会となりました。朝日先生誠にありがとうございました。（ご報告が遅くなり恐縮です。）